その小さな男の子が、ため込んでため込んで、どうしていいか分からないモヤモヤやグジャグジャなものを全部、踊り狂うことでドバーッと吐き出していく様子に涙が止まらない。
自然界において、とにかくちっぽけで弱い存在の人間は、木々や草花のように、降りかかる災害を黙って受け入れることができない。嫌なことを遠ざけるため知恵を駆使し、手に入れた、快適で安全な生活の中でフィジカルを弱め、寿命を長くした。そして今日も、嫌なことを見 ...